知らないとヤバい？引越しをする際の固定回線契約の注意点

引越しする人が固定回線について悩むことについて、SNSで話題になっているトピックスを参考にして、いくつかのポイントをお伝えします。

まずは、気になっている人が多いトピックスを確認しましょう
固定回線の種類と違いについて
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まずは、気になっている人が多いトピックスを確認しましょう

引越しをする際に、多くの人が何に迷っているのか、SNSなどを参考にまとめてみました。その結果は下記のとおりです。

固定回線の種類と選び方
- 固定回線には光回線、CATV回線、ADSL回線などがありますが、物件によって使える回線は限られています。インターネット回線事業者のサイトや、引越し見積もり比較サイトなどで、引越し先の住所を入力して確認することができます。
- 光回線は通信速度が速くて安定しているので、テレワークやオンラインゲームなどを快適に行うにはおすすめです。ただし、回線工事や機器の返却などの手続きが必要で、引越しの度に費用や時間がかかります。
- CATV回線やADSL回線は光回線より速度は落ちますが、光回線が届かない地域でも利用できる場合があります。動画視聴やオンラインミーティングなどの用途には十分な速度ですが、オンラインゲームなどでは遅延が気になるかもしれません。
- モバイル回線はポケット型Wi-Fiや据え置き型Wi-Fiなどがありますが、工事不要で持ち運びができるのがメリットです。しかし、通信容量制限や電波状況による通信品質の変動があります。光回線を引けない物件や、引越し後すぐにインターネットを使いたい場合には「つなぎ」として利用するのが良いでしょう。

引越し時のインターネット回線の手続きのタイミングと注意点
- 引越し時のインターネット回線の手続きのタイミングは、引越し後すぐにインターネットを使いたい場合は、入居の1カ月前に契約を済ませるのがおすすめです¹。引越し後に手続きをすると、回線開通までに1か月くらいかかる場合があります。
- 引越し前に利用していたインターネット回線をそのまま継続するか、引越しを機に回線を変更するかは、自分のライフスタイルやインターネットの用途に合わせて決めましょう。引越し前の回線を継続する場合は、引越し先でも同じ回線が使えるかどうかを確認する必要があります。
- 引越し先の物件に「光コンセント」があるかどうかもチェックしておきましょう。光コンセントとは、光回線を利用するために必要なコンセントで、壁についている場合と、床下に埋め込まれている場合があります。光コンセントがない場合は、光回線の工事費用が高くなる可能性があります。

上記からも分かるとおり、引越しをする際に悩む方が多いのは、『契約の種類』と『契約のタイミング』です。では、それぞれ具体的に何に気をつければいいのか見てみましょう。

固定回線の種類と違いについて

さて、まずは固定回線の種類ですが、サービス提供事業者毎に内容が多少異なりますが、その前に確認しておきたいのが回線の引き込み方の違いです。

具体的にいうと『戸建てタイプ』と『集合住宅タイプ』の2種類があります。

まずは、この2つのタイプの配線の仕組みや通信速度、料金などの違いについて解説します。

配線の仕組みの違い
- 戸建てタイプの場合は、電柱から光ファイバーを直接家庭内に引き込み、契約家庭のみで利用するのが一般的です。これは、専用回線と呼ばれる方式で、回線の品質や安定性が高いです。
- 集合住宅タイプの場合は、電柱からマンションやアパート内に引き込まれた光ファイバーは、一旦共有スペースにある「光スプリッタ」や「集合型回線終端装置」などの分岐装置に接続されます。そこから、利用したい家庭の数だけ回線を分岐して、LANケーブルや光ファイバー、電話回線などを使って各戸までの接続が行われるのです。これは、共用回線と呼ばれる方式で、回線をマンションやアパート全体で共有しているということです。
通信速度の違い
- 戸建てタイプの場合は、専用回線を利用できるため、必然的に通信速度は速く安定感があります²。光回線の通信速度は、最大で10Gbps（※）にもなります。これは、動画やゲームなどの高画質コンテンツをスムーズに楽しめたり、ファイルのダウンロードやアップロードが早くなったりします。
- 集合住宅タイプの場合は、共用回線を利用することになるので、回線が混雑して速度が遅くなったり、安定感が悪く突然回線が途切れたりなどのリスクがあることは否めません²。特に、分岐装置以降の配線が電話回線やLANケーブルの場合は、そこで通信速度がガクッと落ちてしまう可能性があります。通信速度は最高でも100Mbps程度になってしまうこともあります。
料金の違い
- 戸建てタイプの場合は、専用回線を利用することになるので、月額料金や工事費用が高くなります。例えば、有名なフレッツ光の場合は月額料金が5,700円（割引前）、工事費用が15,000円前後かかります。
- 集合住宅タイプの場合は、共用回線を利用することになるので、月額料金や工事費用が安くなります。例えば、フレッツ光の場合は月額料金が3,350円（割引前）、工事費用が2,000円ほどで済むこともあります。ただし、これは同じ集合住宅内での利用者の数が多い場合や、既に屋内に回線が引き込まれている場合などに限ります。